Claude Code の教科書|使い方・始め方を全9章で解説

Claude Code(クロード・コード)をこれから使う人のための教科書です。このページでは、知る・準備する・使う・広げる・任せる・安全に使う・活かす・困ったとき、の全9章について、それぞれの要点をまとめています。くわしい手順は章ごとの記事で解説し、記事は順に公開しています。

このページの使い方

  • はじめての人は、第0章から順に読むと迷いません。第2章まで読めば使い始められます
  • 知りたいことが決まっている人は、すぐ下の「目的から探す」から飛んでください
  • エラーで止まったときは、第8章 困ったときから読んでもかまいません

確かめた環境:Windows 11 Pro/Claude Code 2.1.302/2026年10月18日。本サイトは Anthropic 社とは関係のない、個人による非公式のガイドです。

目的から探す

Claude Code の教科書の学ぶ順番。第0章から第7章へ順に進み、第6章 安全に使う と第8章 困ったとき はいつでも読む
図:教科書の学ぶ順番(筆者作成)

第0章 知る:Claude Code はどんな道具か

Claude Code は Anthropic が提供する AI のコーディングツールです。チャットの Claude が会話に貼ったものをもとに文章で答えるのに対して、Claude Code は指定したフォルダの中を自分で読み、ファイルを編集し、コマンドを実行して作業を進めます。公式の説明では、コーディングのほかに、文書を書く・ファイルを探す・調べものをするといった作業も手伝えるとされています。

料金の要点:無料プランでは使えません。公式の料金ページ(2026年10月18日時点・税別)では、個人向けの Pro が月20ドル(年払いなら年200ドルで、月17ドル相当)、Max が月100ドルからで、Max は Pro の5倍か20倍の量を使えます。チーム向けの Team・Enterprise と、使った分だけ払う Claude Console(API)でも使えます。公式の料金ページの説明では、どのプランにも5時間ごとの枠の上限があり、有料プランにはさらに週の上限があります。チャットの Claude と Claude Code の利用は、同じ枠から減ります。

使える場所:ターミナル(コマンドで操作する画面)、VS Code・JetBrains などのエディタ、デスクトップアプリ、ブラウザ(claude.ai/code)。スマホの Claude アプリからは、PC で動いているセッションの続きを操作できます。

第1章 準備する:インストールとログイン

動作環境(公式):Windows 10 の 1809 以降か Windows Server 2019 以降、macOS 13.0 以降、Ubuntu 20.04 以降など。メモリは 4GB 以上で、インターネットへの接続が必要です。

インストール:公式がすすめているのは「ネイティブ版」です。Windows では PowerShell を開いて次の1行を実行します。

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Mac・Linux・WSL では、ターミナルで次の1行です。

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

ほかに、Mac の Homebrew(brew install --cask claude-code)や Windows の WinGet(winget install Anthropic.ClaudeCode)でも入れられます。ネイティブ版は裏で自動的に更新されますが、Homebrew と WinGet は自動では更新されないので、ときどき更新のコマンドを実行します。Windows では Git for Windows を入れておくと Bash を使えるようになりますが、なくても PowerShell で動きます(公式のトラブルシューティング)。

本サイトの検証環境では、ネイティブ版が C:\Users\(ユーザー名)\.local\bin\claude.exe に入っていて、claude update を実行すると 2.1.280 から 2.1.302 に更新されました(2026年10月18日)。

ログイン:インストールのあと、ターミナルで claude を実行すると、最初にログインを求められます。個人は claude.ai のアカウントで、チームは Team・Enterprise のアカウントや Claude Console、Amazon Bedrock などのクラウド経由でログインします。

第2章 はじめて使う:頼み方と承認の流れ

基本の流れは5つです。①作業したいフォルダでターミナルを開く(デスクトップアプリならフォルダを選ぶ)②claude で起動する ③やりたいことを日本語で頼む ④ファイルの編集やコマンドの前に出る確認を読んで承認する ⑤結果を確かめる。

承認と権限モード:Claude Code には、どこまで自動で進めてよいかを決める「権限モード」があります。ターミナルでは Shift+Tab、VS Code ではモードの表示、デスクトップアプリではモードの選択で切り替えます。

モード確認なしで進めること(公式)向いている場面
default(Manual)ファイルの読み取りだけ1つずつ自分で確かめたいとき・大事な作業
acceptEdits読み取り・ファイルの編集・よく使うファイル操作変更を見ながら進めるとき
plan読み取り(auto モードが使える環境では、安全と判定されたコマンドも)変更する前に中身を調べたいとき
autoすべて(裏で安全のチェックを行う)長い作業で確認の手間を減らしたいとき
dontAsk事前に許可したものだけ(ほかは断る)決まった作業だけを流すとき
bypassPermissionsすべて(チェックなし)隔離したコンテナや仮想マシンの中だけ

よく使うコマンド(入力欄で / から始めて打ちます):

コマンドすること(公式)
/initCLAUDE.md の下書きを作る(はじめてのフォルダで最初に)
/clear会話をまっさらにして、新しい作業を始める
/compact長くなった会話を要約して、空きを作る
/context会話の枠を何が使っているかを見る
/model使う AI のモデルを切り替える
/resume前の会話に戻る
/rewindコードと会話を、前の時点まで巻き戻す
/usage使った量とプランの使用状況を見る
/doctorインストールと設定を点検する

入力のコツ:改行は Shift+Enter(Windows Terminal などでそのまま使えます)。動いている作業は Ctrl+C で止められ、何も動いていないときは1回目で入力を消し、2回目で終了します。画像は、Windows では Alt+V で貼り付けられます。

第3章 毎日使う:CLAUDE.md・会話の枠・使用量

CLAUDE.md:プロジェクトの決まりごと(作業の手順、使うコマンド、書き方のルールなど)を書いておくファイルです。フォルダの直下に CLAUDE.md(または .claude/CLAUDE.md)を置くと、Claude Code はセッションを始めるたびに読みます。/init でフォルダの中身から下書きを作り、/memory で直すのが公式の手順です。

会話の枠(コンテキスト):会話が長くなると、AI が一度に覚えておける量(コンテキストの枠)を使い切っていきます。/context で中身を見て、/compact で要約し、別の作業に移るときは /clear で新しく始めます。

使用量:/usage で、使った量とプランの使用状況を確かめられます。上限に届いたら、5時間の枠(週の上限に届いたときは週の枠)が戻るのを待つか、プランを見直します。チャットの Claude を使った分も同じ枠から減る点に注意してください。

第4章 広げる:Skills・サブエージェント・MCP・Hooks・プラグイン

しくみ何ができるか(公式の説明を言い換え)
Skills(スキル)SKILL.md に手順を書いておくと、Claude が必要なときに使う。/スキル名 で呼び出すこともできる。同じ指示を何度も貼っているなら、スキルにする
サブエージェント大量の検索結果やログを読むような脇の作業を、別の AI に任せる。メインの会話がいらない情報で埋まらない
MCPclaude mcp add で外部のサービスやツールとつなぐ。つなぐ前に、そのサーバーが信頼できるかを確かめる(外の内容を取ってくるサーバーは、プロンプトインジェクションの危険がある)
Hooks(フック)ファイルの編集のあとなど、決まったタイミングで必ず実行されるコマンド。自動の整形・通知・危ないコマンドの検査に使う
プラグインスキル・エージェント・フック・MCP サーバーなどを1つにまとめて入れる仕組み。多くはマーケットプレイス(一覧)から入れる

第5章 任せる:くり返し・定期実行・並行作業

  • /loop:同じ依頼を、セッションの中で一定の間隔でくり返す(たとえば作業の進み具合の確認)
  • /goal:終わりの条件を決めると、その条件を満たすまで作業を続ける
  • 定期実行:デスクトップアプリの「スケジュール済みタスク」は PC の上で、「ルーティン」はクラウドの上で動く(PC の電源が切れていても動く)
  • Remote Control:PC で動かしているセッションの続きを、スマホの Claude アプリやブラウザから操作する
  • Agent Teams:複数の Claude Code をチームとして動かす。公式では実験的な機能で、初期状態では使えない(設定で有効にする)
  • claude -p:対話をせずに1回だけ実行する。スクリプトや CI(自動テスト)に組み込める
  • 5-1 Agent Teams(準備中)
  • 5-2 /loop・/goal・定期実行(準備中)
  • 5-3 Remote Control(準備中)
  • 5-4 worktree で並行作業(準備中)
  • 5-5 claude -p と GitHub Actions(準備中)

第6章 安全に使う:学習の扱い・権限・秘密情報

学習に使われるか:公式のデータの扱いの説明では、個人向けの Free・Pro・Max は、データをモデルの改善に使ってよいかを自分で選べます(claude.ai の設定のプライバシーの項目から、いつでも変えられます)。使わせない設定にしたときの保存期間は30日です。Team・Enterprise・API などの商用の契約では、Claude Code に送ったコードやプロンプトは、利用者が自分から提供を選んだ場合を除いて、モデルの学習に使われません。

権限:確認を全部なくす bypassPermissions は、公式でも「隔離したコンテナや仮想マシンの中だけ」で使うものとされています。ふだんの PC では、確認を残したまま使うのが基本です。

秘密情報:パスワードや API キーが入った .env などは、読ませない設定にできます。公式の権限のルールでは、Read(./.env) と書くと、今のフォルダの .env を読む操作を指定でき、これを拒否のルールに入れます。

第7章 活かす:仕事での具体的な使い方

この章では、実際に Claude Code に頼んだ例を、依頼した文・返ってきた結果・確かめるべき点と一緒に紹介します。例は本サイトの検証環境で実行し、記事用に作ったダミーのデータだけを使います。

対象例
エンジニアログからエラーの原因を探す(読み取り専用で)/はじめて見るコードを説明してもらう/PowerShell・シェルスクリプトを作って確かめる/テストを書いてもらう/小さな Web アプリを作る
非エンジニアExcel・CSV を集計する/資料・スライドを作る/ファイルとフォルダを整理する(名前の一括変更など)
どちらでもホームページを作る/Obsidian のノートを整理する/毎朝のレポートを定期実行で任せる/Chrome と連携して調べ物をする

第8章 困ったとき:よくあるエラーと対処

表示・症状原因と対処(公式の説明より)
'claude' is not recognized(claude が認識されない)インストール先が PATH に入っていない。Windows のインストール先は %USERPROFILE%\.local\bin。PATH に加えて、新しいターミナルを開き直す
インストールの途中で The token '&&' is not a valid statement separatorコマンドプロンプト用のコマンドを PowerShell で実行している。PowerShell 用(irm で始まる1行)を使う
'irm' is not recognizedPowerShell 用のコマンドをコマンドプロンプトで実行している。PowerShell を開き直すか、コマンドプロンプト用のコマンドを使う
API Error: Repeated 529 Overloaded errorsすべての利用者でサーバーが混んでいる一時的な状態。Claude Code はすでに何度かやり直している。少し待って再実行し、続くときは公式の稼働状況のページを見る
ログインの期限切れ(例:OAuth session expired)/login でログインし直す(本サイトの検証環境でも、しばらく使っていなかったコマンド版で発生)
設定がおかしい気がする/doctor で、インストールと設定を点検する

付録

  • 用語集(エージェント・コンテキスト・トークン・MCP など)(準備中)
  • コマンド辞典(準備中)
  • Claude Code・Codex・Cursor などの違い(準備中)

よくある質問

無料で使えますか?

使えません。個人なら Pro(月20ドル)か Max(月100ドルから)、ほかに Team・Enterprise、使った分だけ払う Claude Console(API)が必要です(第0章)。

Windows で使えますか?

使えます。Windows 10 の 1809 以降なら、PowerShell の1行でインストールできます。本サイトも Windows 11 で確かめています(第1章)。

日本語で使えますか?

日本語で頼めば、日本語で答えます。本サイトの検証でも、依頼はすべて日本語で行っています。

頼んだ内容が学習に使われませんか?

個人向けのプランは、学習に使ってよいかを設定で選べます。Team・Enterprise・API などの商用の契約では、利用者が自分から提供を選ばないかぎり使われません(第6章)。

プログラミングができなくても使えますか?

使えます。公式も、文書を書く・ファイルを探す・調べものをするといった作業を手伝えるとしています。ターミナルが苦手なら、画面で操作できるデスクトップアプリから始めてください(第7章に具体例)。

参考資料(公式)

確かめた環境:Windows 11 Pro/Claude Code 2.1.302/2026年10月18日。料金・機能は公式の情報をもとにしています。Claude Code は更新が速いため、変わったところは記事を直し、ここに記録します。

改訂履歴:2026年10月18日 目次ページを、各章の要点をまとめたこのページ(教科書のまとめ)に作り替え

本サイトは Anthropic 社とは関係のない、個人による非公式のガイドです。記事の作り方は制作方針をご覧ください。